秋山 拓真

暗号理論研究者

情報セキュリティ企業での暗号実装検証を経て、暗号理論の解説に専念。公開鍵暗号からポスト量子暗号まで、数学的原理をわかりやすく伝えます。

現代暗号暗号図鑑

元情報セキュリティ企業勤務。大学院で数理暗号を専攻。CTF暗号問題の出題・解説経験あり。

秋山 拓真の記事 (7)

現代暗号

TOTPは、共有秘密鍵と現在時刻を使って6桁のコードを導く認証方式である。機内モードでも表示が更新される事実が示すように、コードはサーバーから送られてくるのではなく、端末とサーバーが同じ入力に同じ計算を施して独立に一致している。

現代暗号

bcryptは、1999年にNiels ProvosとDavid Mazièresが発表した適応的パスワードハッシュであり、Blowfishの重い鍵スケジュールを利用して意図的に処理を遅くした方式です。

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LINEのLetter Sealingは、2015年に導入されたLINE独自のエンドツーエンド暗号化である。情報セキュリティ企業で暗号実装の検証業務に携わっていた頃、「うちはTLSで暗号化しているのでE2EEです」という仕様書に何度も出会い、そのたびに区間暗号と端末間暗号の違いを図に描いて説明してきた。

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ROT13とは、アルファベットを13文字ずらす単換字式暗号で、1980年代初頭のUsenetのnet.jokesでネタバレ隠しに使われた、固定鍵13の自己逆操作です。

現代暗号

暗号化とは、鍵を使って平文を元に戻せる形へ変える可逆処理であり、ハッシュ化とは、元の値を復元できない不可逆処理である。情報セキュリティ企業で暗号実装の検証をしていた頃、新人コードで最も多かった事故は、パスワードをBase64で保存する例と、SHA-256を一発でかけるだけの例だった。

現代暗号

ブラウザでHTTPSのサイトを開いた瞬間、画面には見えないところで「いま誰と鍵を決めたのか」と「その後の本文をどの鍵で守るのか」が一気に走ります。この記事では、まず共通鍵暗号の仕組みと量子コンピュータ時代に何が変わるかの節を先に参照すると、以降の議論の流れがつかみやすくなります。

現代暗号

WebをHTTPSで開き、Wi‑Fiに接続し、ノートPCのディスク暗号化を有効にする。ふだん何気なく触れているこの3つの動作の奥には、同じ名前の暗号がいます。