DECRYPTING

暗号・暗号史の知的探究

古代の換字暗号からエニグマ、RSA、量子暗号まで。暗号の仕組み・歴史・解読法を図解と体験ツールで学べる教養メディア。

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カテゴリ一覧

古典暗号

アトバシュ暗号は、アルファベットを逆順に折り返して対応させるだけの、きわめて単純な換字式暗号である。A は Z、B は Y と対応し、暗号化と復号が同じ操作になる自己反転性を持つため、仕組みの核心はこの一文だけでほぼつかめます。

古典暗号

アフィン暗号は、アルファベットを A=0 から Z=25 に数値化し、E(x)=(a·x+b) mod 26 で1文字ずつ置き換える換字式暗号です。シーザー暗号が「足すだけ」なのに対し、アフィン暗号は「掛けてから足す」ことで鍵を a と b の2つに増やし、少しだけ数学的になった暗号として位置づけられます。

古典暗号

フォネティックコードは、アルファベット1文字を決まった1語に置き換えて伝えるための通話方式で、雑音の多い無線や電話でも B と D、M と N の聞き間違いを減らすために生まれた。

現代暗号

ROT13とは、アルファベットを13文字ずらす単換字式暗号で、1980年代初頭のUsenetのnet.jokesでネタバレ隠しに使われた、固定鍵13の自己逆操作です。

現代暗号

暗号化とは、鍵を使って平文を元に戻せる形へ変える可逆処理であり、ハッシュ化とは、元の値を復元できない不可逆処理である。情報セキュリティ企業で暗号実装の検証をしていた頃、新人コードで最も多かった事故は、パスワードをBase64で保存する例と、SHA-256を一発でかけるだけの例だった。

古典暗号

モールス信号は、短点(トン)と長点(ツー)だけで文字を表す、3:1の時間構造に支配された符号体系である。欧文26字、数字10字、和文48字を前にして一覧表で固まってしまう最大の理由は、これを丸暗記の対象として見てしまう点にあります。

コラム

紙にHELLOと書き、文字を3つ先へずらしてKHOORに変えると、暗号はまず手で触れる遊びとして立ち上がります。そこからブラウザの錠前アイコンを開く気持ちでTLS 1.3の流れを指でなぞると、暗号は遊びではなく、毎日の通信を支える社会基盤だと実感できます。

古典暗号

紙とペンを手にCATと書き、その場で二通りいじってみると、古典暗号の景色が一気に開けます。文字そのものを別の文字に替えれば換字になり、同じ三文字のまま並びだけを入れ替えれば転置になる――同じ平文でも、前者ではFDWのように姿が変わり、後者ではTCAのように位置だけが動きます。