古典暗号

古典暗号の記事一覧

最新記事

古典暗号

紙とペンを手にCATと書き、その場で二通りいじってみると、古典暗号の景色が一気に開けます。文字そのものを別の文字に替えれば換字になり、同じ三文字のまま並びだけを入れ替えれば転置になる――同じ平文でも、前者ではFDWのように姿が変わり、後者ではTCAのように位置だけが動きます。

古典暗号

ピッグペン暗号は、図形記号を使う単一換字式暗号です。筆者も最初は紙に二つの3×3格子と二つのX字を書き、HELLOを一文字ずつ記号に置き換えてみましたが、読めない形が並んでいるのに自分だけは意味を知っている、その妙な手応えが強く残りました。

古典暗号

古代スパルタで使われたと伝えられるスキュタレーは、棒に細長い帯を巻いて文字を書き、ほどくと読めなくなる道具であり、そのまま方式名としても語られる古典暗号です。文字を別の文字に置き換えるのではなく、順序だけを入れ替える転置式暗号で、鍵になるのは送受信者が同じ直径の棒、

古典暗号

シミュレーターでAキーを連打すると、同じキーしか押していないのにランプは毎回ちがう文字へ飛びます。あの小さな驚きの正体こそ、ローター機エニグマの核心です。電流が行って帰る一本の道の上で、ローター配線、回転、リング設定、プラグボードが切れ目なく働いています。

古典暗号

短い暗号文を紙に印刷し、鉛筆で正の字を書き込みながら最頻文字に丸を付け、目立つ二文字列に下線を引いていくと、ただの記号の列だったものに急に輪郭が出てきます。頻度分析の核心はここにあります。自然言語の文字の偏りは、単一換字式暗号にかけても消えず、そのまま暗号文に残るのです。

古典暗号

謎解きイベントの会場で、紙片にKHOORとだけ書かれていたことがあります。筆者はその場で A から Z の円環を指でなぞり、3つ戻してHELLOを取り戻しました。シーザー暗号はこうして手で追えるくらい素朴な暗号ですが、解き方の筋道を知っているかどうかで、見える景色が変わります。

古典暗号

ノートと蛍光ペンだけで暗号文の反復列を追っていると、ただの文字の森だったものが、距離の公約数を拾った瞬間に急に筋道を持ちはじめます。筆者にとってヴィジュネル暗号は、その「鍵長が見える瞬間」がいちばん面白い古典暗号です。

古典暗号

シーザー暗号は、文字を一定数だけずらして置き換える単一換字式暗号の古典例です。紙と鉛筆でアルファベットを円に描き、3文字ぶんずらしてHELLOを追いかけてみると、この暗号が「難しそう」に見えて、実は手でちゃんと作れる仕組みだとすぐ腑に落ちます。

古典暗号

机の上に紙とペンを置いて、まずは短い単語をひとつ暗号化してみてください。ヴィジュネル暗号は、鍵語に合わせて複数のシーザー暗号を切り替える多表式換字式暗号で、そこに古典暗号としての新しさがありました。

古典暗号

暗号は1つの方式で全部を片づける世界ではなく、共通鍵暗号・公開鍵暗号・ハッシュ関数が役割を分担して、はじめて安全な通信や保存を成立させます。HTTPSのサイトを開いた瞬間も、数百ミリ秒のあいだに鍵交換、証明書検証、共通鍵の合意、