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現代暗号

友人に紙のメモで秘密の合図を送ったとき、筆者はまず手元でシーザー暗号を作って自分で復号し、同じ平文を転置式でも並べ替えてみました。家族に出題すると、文字をずらす方式と並べ替える方式では解き方の感触がまるで違い、遊びとしての「暗号」と情報を守るための「暗号」の境界が、そこでくっきり見えてきます。

コラム

イミテーション・ゲーム(2014)を見終えた直後、友人に「本当に彼が一人で全部解いたの?」と聞かれ、筆者は手元のメモに「史実」「脚色」「まだ断定しない」を書き分けながら説明したことがあります。

現代暗号

ECCは単独のアルゴリズム名ではなく、楕円曲線を土台にした公開鍵暗号の方式群です。RSAが素因数分解の難しさに支えられるのに対し、ECCは楕円曲線離散対数問題と、その上でのスカラー倍算の“逆向きの解きにくさ”を安全性の芯に据えます。

暗号史

毎朝リセットされる戦場の鍵と、いまこの瞬間にブラウザが一瞬で交わす鍵は、じつは同じ歴史の延長線上にあります。筆者が古文書や暗号機の記録を追うたびに感じるのは、暗号の3000年は「隠す技術」と「破る技術」が押し合いながら進んできたという事実です。

現代暗号

「量子コンピュータが暗号を破る」という見出しを見かけるたびに、筆者自身も量子暗号と耐量子暗号が頭の中で混線しがちでしたが、資料を読み直して整理できたのは、量子暗号の実体は主に量子鍵配送(QKD)であり、データ本体を量子で送る話ではない、という一点でした。

現代暗号

「量子暗号は盗聴不可能」といったニュースの見出しを見た直後、筆者が現場目線でまず確認したのは、実導入では鍵そのものではなく鍵を運ぶ仕組みとしてのQKDをどう置くか、そしてその裏側に認証済みの古典通信路や距離制約がきちんと残っているという事実でした。

現代暗号

BB84は、暗号文そのものを送る方式ではなく、通信の前提になる共通鍵を量子状態で安全に共有するための代表的な量子鍵配送です。量子暗号をこれから学ぶ人に向けて、アリス・ボブ・イブの役割、4状態と2基底、基底が合ったときだけ残すふるい分けの流れを、図解の感覚で追えるように整理します。

暗号史

朝の無線傍受室で紙帯が吐き出され、ブレッチリー・パークの小屋の前に麻袋が積み上がっていく。その一日の始まりを思い浮かべると、第二次世界大戦の暗号戦は、天才ひとりのひらめきではなく、1932年のポーランドの突破口が1939年の共有を経て、